この記事でわかること

  • 小学生の走り方を親がチェックできる5つの診断ポイントと「良い例・悪い例」
  • スマホで走り方を動画撮影する際のコツと、フォーム分析の見方
  • 5つのチェック項目の改善優先順位と、自宅でできる簡単な練習方法

「うちの子、なんか走り方がおかしい気がする…」

運動会やかけっこの様子を見て、なんとなくそう感じたことはありませんか?でも、何がどうおかしいのか、具体的に指摘するのは難しい。「もっと腕を振って!」「背中をまっすぐにして!」と声をかけても、子ども自身はどう直せばいいかわからない。

実は、走り方のフォームは5つのポイントをチェックするだけで、おおよその問題点が見えてきます。この記事では、保護者がお子さんの走り方を「診断」できる5つのセルフチェック項目を、プロコーチの視点でわかりやすく解説します。

スマホ1台あれば今日からできるフォーム診断。ぜひ、お子さんと一緒に試してみてください。


チェック前に:スマホで走りを撮影するコツ

フォーム診断をする前に、まずはお子さんの走りを動画で撮影しましょう。肉眼では見逃してしまう細かなフォームの問題も、動画で見返せば一目瞭然です。

撮影の3つのポイント

1. 横から撮る(側面撮影) 走る方向に対して真横から撮影するのが基本です。姿勢の前傾具合、腕振りの大きさ、接地の位置など、最も多くの情報が得られる角度です。

2. 全身が映る距離で 足元から頭の上まで、全身が映るようにカメラの位置を調整してください。近すぎると上半身しか映らず、接地のチェックができません。目安として10〜15メートルほど離れた位置から撮影するのがベストです。

3. スロー再生を活用する iPhoneのスローモーション撮影を使うと、一瞬で終わる接地の瞬間もはっきり確認できます。通常の動画で撮影した場合も、再生速度を0.25倍にすれば十分に分析可能です。

撮影距離の目安: 30〜50mの直線を全力で走ってもらい、中間地点(最もスピードが乗っているところ)を横から撮影する。スタートとゴール付近は加速・減速の影響でフォームが乱れやすいので、中間地点の走りを見るのが最も正確です。

TRIANGLEでは: TRIANGLEのレッスンでは、コーチがお子さんの走りを動画で撮影し、その場でフォーム分析を行います。保護者のスマホで撮影した動画を見せていただければ、体験レッスンでもアドバイスが可能です。「自宅で撮影してみたけど、どこを見ればいいかわからない」という方も、ぜひ体験にお持ちください。


【チェック1】姿勢:前傾しすぎ?猫背になっていない?

走り方の基本中の基本が「姿勢」です。走っているときの上半身の角度をチェックしましょう。

良い姿勢

  • 頭からおへそまで一直線
  • わずかに前傾(5〜10度程度)
  • 腰が落ちていない(お尻が後ろに引けていない)

よくあるNG姿勢

NG1:前傾しすぎ 上半身が前に倒れすぎている子。「速く走ろう」と前のめりになった結果、バランスを崩して足が追いつかない状態。つまずきやすく、ストライド(歩幅)も狭くなります。

NG2:猫背 背中が丸まり、肩が内側に入っている子。呼吸がしにくくなり、腕振りも小さくなります。デスクワークやゲームの姿勢がそのまま走りに出ているケースが多いです。

NG3:反り腰 逆に、お腹を突き出すように走る子。腰に負担がかかりやすく、地面に力を伝える効率も悪くなります。

自宅でできるチェック方法

お子さんに壁に背中をつけて立ってもらいます。後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの4点が壁についた状態が正しい姿勢の基準。この姿勢を体で覚えたうえで、そのまま前に体重を移動して走り出すイメージです。

TRIANGLEでは: 姿勢の問題を抱えている子は非常に多いですが、意識するだけで改善しやすいポイントでもあります。TRIANGLEでは「頭のてっぺんから糸で引っ張られているイメージ」「おへそにライトがついていて、前を照らしているイメージ」など、子どもに伝わりやすいたとえを使って姿勢を指導しています。一度正しい姿勢を体感すると、走りの感覚がガラッと変わる子がほとんどです。


【チェック2】腕振り:横振りになっていない?後ろに引きすぎていない?

走るときの腕の動きは、意外と見落としがちなポイント。実は、腕振りを変えるだけでタイムが変わることは珍しくありません。

良い腕振り

  • 肘を約90度に曲げ、前後に大きく振る
  • 手のひらは軽く握る(卵を割らないように持つイメージ)
  • 肩の力は抜いてリラックス

よくあるNG腕振り

NG1:横振り 腕が体の前で左右に横切るように振っている子。体がぶれて、前に進む力がロスされます。小学生に最も多いNGパターンです。

NG2:後ろに引きすぎ 腕を後ろに大きく引きすぎて、前に振れていない子。「腕を振れ」と言われると後ろに引く動きだけが大きくなりがちですが、実際には前に振る意識のほうが大切です。

NG3:腕が伸びたまま 肘が伸びきった状態で腕を振っている子。振り子の原理で、腕が長い(肘が伸びている)ほど振るのに力が必要になり、テンポが遅くなります。

自宅でできるチェック方法

お子さんに「その場で走る真似をして」と声をかけ、腕振りだけを確認してみましょう。横から見て、拳が顎の高さまで前に出ているか、肘が体の後ろで約90度を維持しているかをチェック。鏡の前でやると、お子さん自身も自分の腕振りを確認できます。


【チェック3】接地:かかとからドスドス着いていない?

走りの効率を最も大きく左右するのが接地(足が地面に着く瞬間)です。ここはスロー再生で確認するのが確実です。

良い接地

  • 足の前半分(母指球あたり)で地面を捉える
  • 接地時間が短い(パンッと弾むイメージ)
  • 着地点が体の重心の真下に近い

よくあるNG接地

NG1:かかと着地(ヒールストライク) かかとから「ドスン」と着地する子。ブレーキをかけながら走っている状態で、いくら速く足を動かしてもスピードが出ません。小学生の走りが遅い原因の第1位とも言えるポイントです。

NG2:ドスドス走り 足音が大きく、地面を踏みつけるように走る子。接地時間が長く、地面からの反発力をもらえていません。「忍者みたいに静かに走ってみて」と声をかけるだけで改善する子もいます。

NG3:体の前に足を着く 体の重心より前に足を着いてしまう子。これもブレーキ動作になります。「足は体の真下に着く」が理想です。

自宅でできるチェック方法

お子さんに「その場でジャンプして」と言ってみてください。その場でジャンプするとき、かかとから着地する子はほとんどいません。自然と足の前半分で着地するはずです。「その着地の感覚で走ってみて」と伝えると、正しい接地のイメージが掴みやすくなります。

TRIANGLEでは: 接地の改善は、5つのチェック項目の中で最もタイムに直結するポイントです。かかと着地をつま先寄りの接地に変えるだけで、50m走が0.3秒以上縮まるケースは珍しくありません。TRIANGLEではラダーやマーカーを使ったドリルで「短い接地」を体に覚えさせるトレーニングを行っています。体験レッスンでも接地のチェックとアドバイスをお伝えしますので、ぜひお子さんの走りを見せに来てください。


【チェック4】視線:下を向きすぎていない?

走っているときの目線は、走り全体のフォームに影響します。

良い視線

  • 自然に前方を見ている(10〜20m先の地面)
  • 顎が上がりすぎず、下がりすぎず

よくあるNG視線

NG1:下を向きすぎ 足元ばかり見ている子。視線が下がると頭が下がり、それに引っ張られて猫背になり、結果として姿勢全体が崩れます。「地面を見ても速くならないよ、前を見よう」と声をかけてあげてください。

NG2:上を向きすぎ 顎が上がり、空を見るように走る子。首の後ろに力が入り、肩が上がって腕振りが硬くなります。

改善のコツ

ゴール地点に目印(コーンや旗)を置いて、「あれを見て走ってみて」と伝えるのが最もシンプルな方法です。視線が定まると、自然と姿勢も安定します。


【チェック5】リズム:走りのテンポはバラバラ?一定?

最後のチェックポイントは「リズム」。走りのテンポ(ピッチ)が一定かどうかを確認します。

良いリズム

  • 足音が「タタタタ」と一定のテンポ
  • 加速区間を過ぎたら、スピードを維持できている
  • 左右のバランスが均等

よくあるNGリズム

NG1:途中で失速するリズム 最初の10mは速いけれど、そこから急にペースが落ちる子。力みすぎて最初に体力を使い果たしているケースが多いです。「最初の3歩はゆっくり、そこから加速」を意識させると改善しやすくなります。

NG2:左右のバランスが崩れている 片足の接地が長い、片方の腕振りだけ大きいなど、左右非対称の走りをしている子。動画を正面から撮影して確認すると見つけやすいです。

NG3:ドタバタしたリズム 足音が「ドタッ……バタッ……ドタッ」と不規則。リラックスして走れていないサインです。音楽に合わせてその場で足踏みする練習で、一定のリズム感覚を養えます。

TRIANGLEでは: TRIANGLEのレッスンでは、「スティックラダー」や「ミニハードル」を使ったリズムトレーニングを多く取り入れています。一定の間隔に置かれた器具の上を走ることで、自然と一定のリズムが身につきます。リズムは走りの「仕上げ」の要素。姿勢・腕振り・接地が整った上でリズムが安定すると、走りが一気に洗練されます。


改善の優先順位:まずはどこから直す?

5つのチェック項目すべてにNGがあった場合、全部を一度に直そうとするのはNG。子どもの集中力には限界がありますし、一度にたくさん言われると混乱します。

プロコーチが推奨する改善の優先順位

  1. 姿勢(土台。姿勢が悪いと他のすべてに影響する)
  2. 接地(タイムへの影響が最も大きい)
  3. 腕振り(接地とセットで改善すると効果大)
  4. 視線(姿勢を直すと自然に改善することも多い)
  5. リズム(他の4つが整ってから仕上げとして取り組む)

まずは「姿勢」と「接地」の2つだけ。ここを直すだけで、走りの印象は大きく変わります。一度にあれこれ言わず、「今日は背中をまっすぐにして走ろう」「今日はつま先で走る練習をしよう」と、1回の練習で1つだけ意識させるのがコツです。

TRIANGLEでは: プロコーチが最初にやるのは、5つのチェック項目を確認して「この子は何を最優先で直すべきか」を判断すること。一人ひとり、走り方のクセは違います。全員に同じアドバイスをするのではなく、その子に最も効果の出やすいポイントから改善していく。これがプロの指導と、自己流の練習の最大の違いです。体験レッスンでは、お子さんの走りを見て「まずここから」という優先ポイントをお伝えします。


よくある質問

Q. 動画を撮って自分で直せますか?プロに見てもらう必要はありますか?

A. この記事の5つのチェック項目で大まかな問題点は見つけられます。ただし、「見つけること」と「直すこと」は別です。特に接地やリズムの改善は、正しいドリル(練習方法)を知らないと自己流になりがちです。自宅でのチェックは「現状把握」として有効ですが、効率よく改善したい場合はプロコーチの指導を受けることをおすすめします。TRIANGLEの体験レッスンでは、プロコーチがお子さんの走りを分析し、最も効果の出やすい改善ポイントをお伝えします。

Q. 走り方のフォームは何歳から直せますか?

A. 小学1年生から十分に改善可能です。むしろ低学年のうちに正しいフォームを身につけておくほうが、変なクセがつく前に修正できるので理想的です。小学3〜4年生(ゴールデンエイジ前半)は運動能力の発達が著しい時期で、フォーム改善の効果が最も出やすい年齢帯とも言えます。TRIANGLEではジュニアクラス(小1〜4)・ユースクラス(小5〜6)と年齢別に指導しています。

Q. 走り方を直したら、タイムはどのくらい速くなりますか?

A. 個人差はありますが、フォームの問題が大きい子ほど改善幅も大きくなります。接地をかかとからつま先寄りに変えるだけで50m走が0.3〜0.5秒縮まるケースは珍しくありません。姿勢・腕振り・接地の3つを総合的に改善すれば、3ヶ月で0.5〜1.0秒の短縮も十分に射程圏内です。TRIANGLEではプロコーチ5名が一人ひとりの走りを分析し、最短ルートでの改善を目指します。


まとめ

  1. 走り方のフォームは5つのポイントでチェックできる — 姿勢・腕振り・接地・視線・リズムを確認すれば、お子さんの走りの問題点が見えてくる
  2. スマホ動画で「走りの見える化」ができる — 横からの撮影+スロー再生で、肉眼では見えないフォームの問題を発見できる
  3. 改善はまず「姿勢」と「接地」から — 一度に全部直そうとせず、効果の大きい2つから着手。プロコーチの目で見れば、最適な改善順序がわかる

この記事のチェック項目を使って、まずはお子さんの走りを撮影してみてください。「こんなクセがあったんだ」「ここが遅い原因かも」——きっと新しい発見があるはずです。

そして、見つけた問題を効率よく改善したいなら、TRIANGLEの無料体験にお越しください。プロコーチがお子さんの走りを見て、「この子はまずここを直すべき」という優先ポイントと具体的な改善方法をお伝えします。


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